バイオマスとは太陽エネルギーを蓄えた様々な生物体の総称です。

葉緑素をもつ生物(すなわち植物)は光合成によって大気中から二酸化炭素を吸収し、太陽エネルギーを体内に蓄えた後、植物や土壌、大気、その他の生物を循環します。



バイオマスエネルギーの利用とは、こうした自然の循環のプロセスに人間が介在し、自然の営みの一部として生物体に蓄えられた化学エネルギーを取り出して有益な燃料に変えることです。そのため、地球温暖化の原因にならないエネルギーとして注目されています。
具体的なバイオマスエネルギーには、間伐林や木屑、廃材のほか、生ごみ、家畜の糞、人間のし尿などがあります。
これらを有効な燃料に加工し、エネルギー源として発電に利用することをバイオマス発電といいます。




当社が行うバイオマス発電の原料は、木質バイオマスです。
持続可能な森林による木質バイオマスを燃焼することで排出される二酸化炭素量は、その森林の成長によって吸収される量と同等です。このことから、地球上の二酸化炭素量の増加には繋がらないといえます。
このように何かを生産したり、一連の人為的活動を行った際に排出される二酸化炭素量と、吸収される二酸化炭素量が同じであることを「カーボンニュートラル(炭素中立)」といいます。



さらに、当社は住宅用構造部材メーカーである中国木材鰍ニ提携しています。
森林資源を耐久性に優れる良質な住宅とすることで長期間固定し、その住宅部材の製造過程で発生する副産物のみを燃料としてバイオマス発電を行うことで、森林の二酸化炭素吸収量より排出量を抑えることが可能になります。これを「カーボンマイナス(炭素削減)」といいます。

再生可能な資源である森林資源を上手に活用することで、大気中の二酸化炭素量を削減し地球環境の改善に貢献できるのです。

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